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1.5. SIP
(本稿はまだ記述中です。）
1.5.1 SIPとは
(1) 基本的構成と動作
SIPとは
リクエスト／レスポンスが前提
UACがリクエスト、UASがレスポンス
UACとUASは固定ではなく、入れ替わる。
1999年：RFC2543、2002年6月：RFC3261〜RFC3265
SDP セッションの定義
RFC2327で規定されているマルチメディアセッションに関する情報を通知するために開発された規格。
セッション識別情報、時間情報及びメディア情報等を<type>＝<value>形式で記述されたテキスト行の列挙クで表現する。
(2) 特徴
SIPの特徴
・ SIPは元々、セッションの確立、維持、終了の為に規定されたプロトコル。 VOIPに特化したわけでない。 よって、拡張性に富むと言える。
・ テキストベース （MINE、SDP規格利用） MINE[ Multipurpose Intend Mail Extension
SDP: Session Description Protocol)
・ アプリケーションレイヤーのプロトコル
(3) SIPプロトコル構成
UACがServerに要求する内容をメソッドという。（RFC2543）
(4) SIPシーケンス
メソッド 内容
INVITE UA間のセッションを確立
ACK INVITEの最終応答を確認
BYE セッションを確立
CANCEL セッションの確立途中のINVITEを終了させる
RRESISTER UAが現在の位置情報を問い合わせる
OPTIONS 通信相手の能力の問い合わせ
レスポンス
value type
100番台 参考情報
100 trying
180 Ringing
183 Session Progress
200番台 成功
200 OK
300番台 リダイレクション（ユーザーの新たな場所、代わりのサービスに関する情報）
400番台 クライアント原因によるエラー 指定したサーバーでは処理できない
404 Not Found
500番台 サーバー原因のエラー
600番台 グローバルな失敗。 リクエストがどのサーバーで実行不可能だった。
SIPシーケンス
メッセージフォーマット
| Request Line or Status Line | Message Headers | blank | Message Body |
Request Line or Status Line: リクエスト／レスポンス種別と主要情報を示す１行
Message Headers: SIP制御パラメーター群
SIPメッセージで転送される付加情報
登録
セッション確立に先立ち、ユーザーは自らのその時の位置情報や客先を、REGISTERメソッドを使って、自らの属するドメインを管理するレジストラーに登録する。
user: ホスト又はドメイン上の特定のリソース（ユーザー）を識別する。 @より右側の干すトブでユーザーの識別が一意できる場合は、＠より左側のuser部は省略可能。
Password: ユーザーに対応したパスワード（非推奨）
host: SIPリソースを所有しているエンティティーFQDN形式とIPアドレスが許容されているFQDN形式が推奨形式
uri-parameters?: パラメータ名＝値の形式で；により列挙可能 例： transport=TLS, ttl=15; user: phone; 意味は、下位の転送プロトコルは、TLSを利用して、UDPマルチキャストの場合のホップ数の上限が15段までで、ユーザー部は電話番号
headers: ｢パラメーター名｣の形式で＆により列挙可能。
(5) SIPURIの構成
URI: Uniform Resource Identifier
Sip:user:password@host:port:uri-paramenters?headers
SIPサーバーの構成
1) プロキシ−サーバー（ステートフルプロキシ−、ステートレスプロキシ−）
2) レジストラ
3) ロケーションサーバー
(6) SIPプロキシ−の動作モード
SIPプロキシ−の動作モード
1) ステイトフルプロキシ−サーバー：
状態を全く保持しない。 SIPメッセージのフォーワーディングのみ実行する。
2)トランザクションステイトフルプロキシ−サーバー：
あるトランザクションに関与する全てのメッセージを処理し、呼に対する状態を管理する。 保留時間に応じた課金を実施する場合などに利用される。
B2BA (Back to Back User Agent)
1.5.2 電話網／ISDNとの相互接続
No.7信号方式ISDNユーザー部（ISUP）
SIPとISUPの完全な情報マッチングは不可。
SIP UAC/UAS MGC ISDN−交換機
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＜SIP空間＞ ＜ISUP空間＞
--------------INVITE-----------→
←-----------TRYING------------
------------アドレス（IAM）-------→
←---------ACMアドレス完了-------
184←ACM
←---183 Session Progress--
-------------PRACK-----------→
←---------200 OK---------------
←---------呼び出しCPG--------------
180←CPG
←---------180 Ringing--------
-------------PRACK----------→
←----------応答（ANM）------------
200←ANM
←---------200 OK--------------
------------ACK---------------→
＝＝＝＝＝＝＝＝＝通信中＝＝＝＝＝＝＝＝＝
-------------BYE--------------→
BYE→REC
------------切断（REL）-----------→
←---------200 OK ------------
←----------復旧完了（RLC）------
1.5.3 サービス開発
*CPL
*Servlet
*Parlay
*Voice XML
MGC: Media Gateway Controller
PRACK: Professional Response Acknowledgement :転送先の送達確認
1.5.4 プレゼンス
通信可能性を事前に知ること。
ICQ (Mirachilise社)が始めた、但し普及せず。
補
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