IP電話


 IP電話に関する資料です。 

電話会社のサービスも企業の電話システムも、更に個人向けの電話サービスもIP電話と呼ばれる方式の電話に移行が進んでおります。 
CPUの性能アップ、回線の広帯域化、技術の規格化がすすみ音声通信に変革が起きております。
キャリアも今後IP電話へ更にシステムの拡充を続けております。
ここでは、このような変革期にある電話システムとその背景となる技術的な仕組みを説明いたします。




ご注意: 
 たいへん多くの方のアクセスを頂いておりますが、内容については、ご参考程度としていただき、内容の正確さ等についてはなんらの保証をするものではございませんので、その点ご理解いただけますようお願いいたします。



☆内容概要
1章 VoIP技術
1.1. VoIP概要
1.2. VoIPの基礎技術
1.3. VoIPの呼制御
1.4. H.323
1.5. SIP
1.6. MGCP,Megaco/H248
1.7. ENUM
第2章 VoIPシステム機器
2.1. VoIP機器
2.2. VoIP-GW
2.3. IP-PBX
第3章 VoIPとネットワーク
3.1. TCP/IP技術
3.2. OSIとインターネット
3.3. LAN間接続
3.4. WAN
3.5. セキュリティ
3.6. ネットワーク管理

第4章 既存通信設備
4.1. 既存電話網
4.2. PBX
4.3. ISDN
4.4. FRとATM
第5章 VoIPネットワーク網構築とIP電話サービス
5.1. VoIPネットワーク構築
5.2. IP電話サービス

【概論】

”ネットワーク”上の通信量の方が電話をかける量よりも多くなって、電話網よりもデータ伝送ネットワークの方へこれらの設備を提供する会社はサービスを拡充してきました。
さらにVoIPと呼ばれる音声通信技術の発展がまずインターネット上で実現出来ることを受けて、個人向けの格安の電話サービスやNetMeetingといったソフトで通信するというインターネットの利用がはじまり、その後に通信キャリア、つまり電話会社やISP(インターネット接続業者)もこの新しい電話に注目し、サービス提供を開始しました。 ここで、ISPは電話サービスの提供と言う意味ではビギナーです。
供給側からはこのサービスの提供には既存の電話サービスに比べて、設備費や運営費用の面で安く済み、いままで専用線で拠点間を繋いできた企業の利用もこのデーター伝送通信網に音声がのる、正確に言えば音声アプリケーションが乗る、ことにより既存の電話からの乗り換えが進んできています。
さらにインターネットで使われるTCP/IPとLANで使われるイーサネットが事実上の標準となっておりますので、一気にこの新しい電話の普及が期待できるようになりました。

このような新しい電話がVoP電話とよばれるものです。 VoPとは音声をパケットと呼ばれる信号の形式に変換して通信を行うもので、既存の電話システムや運用に対して特徴を持っています。 VoPのなかでは現在VoIPがその代表です。 本サイトでもVoIPについての説明を行います。 なるべく分かりやすくご説明いたします。


【各章のまとめ】

第1章 VoIP技術  
ここではVoIPの技術の概要と基礎をネットワークとからめて説明いたします。 VoIPとかIP電話というとどうしても今ならSIPとかゲートウェイとか050とかの言葉が浮かびますが、なによりも基礎が大事です。 基礎知識がないのに単語だけ覚えたり、Q&A形式本でを使っての理解は難しいと思います。 というのも、電話というとなんだか長い間使っているので感覚的に簡単そうに思えますが、関連する事柄や必要な背景となる知識量が存外多く、いうならばPと電話の森で迷子になってしまいます。 このような観点から説明を考えて行きたいと思います。 ⇒詳細へ


第2章 VoIPシステム機器
VoIP、IP電話を構成する機器に何があるのでしょう。 そもそもIP電話システムはある特定の目的のためのアプリケーションソフトが動いているコンピューターネットワークという考え方も十分に出来ます。 また電話と言う機能だけを考えると、電話システムという独立した見方も出来ます。 どのように理解するかは自由ということになりますが、電話サービスシステムと網(ネットワーク)としての網側技術と考えると齟齬がない理解になると思います。 ⇒詳細へ


第3章 OSIとインターネット
VoIPの理解にはその土台となる網の理解、つまりLANとWANとそれらの間の接続方式を十分に理解することが大切です。 特に、イーサネットやルーティングはTCP/IP網の基本となる技術であり、この技術内容の理解が、今後問題となるセキュリティーや認証といった内容の理解と、効率的な帯域の利用といったちょっと聞いただけでは何を言っているのか分からない事柄への理解が進みます。 ⇒詳細へ


第4章 既存通信設備
既存の電話というシステムは100年以上の歴史をもつ優れた技術であり、音声通話という意味からは条件付とは言え、ほぼ完成しているものと言えなくもありません。 IP電話の登場は安い電話という事ばかり強調されましたが他にも多くの特徴があります。 その特徴を理解するためにも既存の電話設備やデーター通信用設備のサービスを知ることは非常に重要な内容となります。 ⇒詳細へ


第5章 VoIPネットワーク網構築とIP電話サービス
ここではVoIPまたはVoPのネットワークを構築する際の注意点やその手法といわばプロが作ったIP電話網、つまりIP電話会社のサービスを見て行く事にしましょう
⇒詳細へ

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